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障害者「マルシェ」で笑顔 野菜やパン生産し販売

話題 | 神奈川新聞 | 2017年1月2日(月) 10:19

野菜や手作りの品が並ぶ「あざみ野マルシェ」=横浜市民ギャラリーあざみ野
野菜や手作りの品が並ぶ「あざみ野マルシェ」=横浜市民ギャラリーあざみ野

 展覧会や市民の作品展示を行う横浜市民ギャラリーあざみ野(横浜市青葉区)で、年に4回、障害者が生産した野菜や手作りパン、お菓子などを売る“市場”が立つ。その名は「あざみ野マルシェ」。障害者アーティストの作品展示を通じて生まれた関係から始まった、ユニークな取り組みだ。

 ギャラリーの職員が手作りしたテーブルに、所狭しと商品が並ぶ。昼食用のパンを選んだり、野菜の食べ方を聞いたりする人の傍らで、障害のある人が「コーヒーをどうぞ」と試飲を勧める。同ギャラリーで、おなじみの光景だ。

 マルシェが始まったのは2011年2月。同ギャラリーは、障害者アーティストの作品を常設展示するスペースを設けている。それがきっかけで障害者施設などとの縁ができ、マルシェが生まれた。

 扱っているのは、障害者が生産に携わった農産物や加工食品、福祉施設などで製造された商品だ。1回につき8店舗程度が出店し、これまでに同市や川崎市の27団体、延べ201店を数える。同ギャラリーは「いろいろな方が来る場所なので、人と接する練習の場にもなっているのでは」と話す。

 都筑区の就労継続支援B型事業所「都筑ハーベスト」は、15年から定期的に参加している。

 精神障害のある利用者が、約50アールの畑で農薬と化学肥料を使わずに野菜を育てている。あざみ野マルシェには、野菜のほか自家製の小麦粉や、手作りの漬物などを並べることもある。

 店頭に立った男性(45)は、「お客さんの笑顔を見ると気持ちがいい。売っている障害者に、普通に接してくれることがうれしい」という。施設長の長友美由紀さんは、「商品だけでなく、活動に関心を持ってくれるお客さんもいる。利用者は社会の役に立ちたいと思っている人が多い。人と接し、人からの思いで元気になれる」と話す。

 回を重ね、「アートの場でのマルシェ」も浸透してきた。同ギャラリーは「マルシェのことを多くの人に知ってもらい、さらに定着させたい」と話す。

 「あざみ野マルシェ」は、16年度の開催は終了。春から再開する。


あざみ野畑で野菜を収穫する「都筑ハーベスト」の利用者ら=横浜市都筑
あざみ野畑で野菜を収穫する「都筑ハーベスト」の利用者ら=横浜市都筑

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