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在宅介護の「今」描く 横須賀で19、20日演劇公演

話題 | 神奈川新聞 | 2015年9月6日(日) 03:00

本番に向けて、稽古に励む劇団員=市立青少年会館
本番に向けて、稽古に励む劇団員=市立青少年会館

 地域に根差した独自の芝居づくりを続ける「演劇集団THE素倶楽夢(スクラム)」が、家族の在宅介護をテーマにした「丘の上の未亡人の家」を公演する。演出のYOSHIMIさん(61)は「在宅介護の難しさは私自身の問題であり、誰にとっても問題となり得ると思う。今の時代や地域性を絡めて描いた」と話している。

 舞台は、横須賀市の谷戸地区。空き家の多い丘陵地に住む家族で、夫を早くに亡くした主人公の幸恵(50)と、認知症を患っている義理の母(77)、大学生の娘(21)で暮らす。この3人に加え、半身不随の幸恵の母(70)が転居してくる。

 幸恵は働きながら2人の母の面倒を見る決意をしたが、徐々に介護の負担は増え、精神的に追い込まれていく。そこで幸恵が取った行動とは…。

 団塊の世代が後期高齢者になるという、いわゆる2025年問題の対策として、国は在宅医療・介護を推進している。自身も母親を介護しているYOSHIMIさんは「お金のない高齢者と面倒を見られない子どもたちが増えている。自分自身の老後がどうなってしまうのか。身近な問題である介護を取り上げた」と話す。

 YOSHIMIさんは介護のケアマネジャーに取材するなど、現場の声も演劇に生かした。いくら愛情があっても日々続く介護疲れで、いら立つことや心がすさむ瞬間があるという。シリアスなテーマを感じさせないユーモアも織り交ぜるなど、演出も工夫した。

 人口減とともに高齢化が進む横須賀市にとっても大きな課題だ。劇団主宰者の石渡アキラさん(67)は「家族の中でみとってあげるのが幸せだが、現実はいろんな条件の中で生活しなければならない。理想と現実のはざまで揺れる家族の様子を、自分の生活に照らし合わせて見てもらいたい」と多くの来場を期待している。

 公演は19日(午後1時半、同6時)、20日(午後1時半)の計3回。横須賀市立青少年会館。一般前売り1500円、一般当日2千円、中高生500円、小学生以下無料。問い合わせは石渡さん電話090(4944)6856。

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