著名人が新春の願いを込めてイラストなどを描いた恒例の「有名人慈善絵馬展」が1日から、川崎市川崎区の稲毛神社境内で開かれる。稲毛神社崇敬会主催。干支(えと)の酉(とり)にちなんだイラストのほか、松竹梅など縁起物を描いた絵馬板240枚以上を展示する。7日まで。
環境に配慮して県産の間伐材を使った絵馬板には、多くの芸能人や画家、書家、漫画家、スポーツ選手らが、イラストや新年の抱負などをしたためた。漫画家の土田直敏さんは、2016年に大相撲で快進撃をみせた豪栄道関の綱とりの初夢、初出品の歌手の五木ひろしさんは「感謝」の2文字を記した。
日本画家の荒井三重子さんは前年の「雷神」に続いて「風神」を、アニメーターのひこねのりおさんはギターを弾くニワトリのほほ笑ましい姿を描いた。
「『飛翔』など鳥をテーマにしたものも多い。ぜひ楽しんでもらいたい」と同神社の担当者。後日、絵馬の入札を行い、収益を東日本大震災の被災地支援に寄付する。展示は午前9時~午後6時。無料。9~31日には川崎モアーズで展示される。