箱根で働く若者らが中心となり、子どもたちに地域の将来を託そうと企画した「湯本夢夏祭り」が25日、箱根町湯本の早川河川敷で開かれた。実行委員会と箱根湯本観光協会の共催で、今年で5回目。
祭りでは地元商店の若手経営者ら約100人が職種を超え、屋台やイベントブースを運営。屋台には飲食店主らが腕を振るったそばや湯葉ピザなどの料理が並んだ。ステージでは寄せ木細工や木象嵌(ぞうがん)職人による箱根細工体験などが行われ、子どもたちは「木からミントみたいな匂いがする」「(かんなで削った寄せ木は)思ったより硬かった」などと話していた。
実行委員長の杉山隆寛さん(39)は「子どものうちから地域で生きる人たちとたくさん交流して、地元愛を育んでもらいたいです」と話していた。