横浜市立金沢動物園(金沢区)で飼育していた絶滅危惧種ブラジルバクの「ハチ」(雄、20歳)が死んだ。死因は調査中だが、連日の猛暑で食欲が減退していたという。原久美子園長は「この暑さは動物に厳しい。扇風機の増設や打ち水などで引き続き、対策に取り組む」と話している。
同園によると、ハチは1995年に名古屋市の東山動植物園で生まれ、研究のため98年に横浜市繁殖センターに入園。2013年11月からは金沢動物園で飼育されていた。
ブラジルバクの20歳は人間でいうと70歳ぐらい。ハチは特に持病などはなかったが暑い日が続き、8月に入り食欲が減退。10日には食べなくなった。点滴を打つなどしたが11日午前8時に死亡を確認したという。