
さまざまな実験を通じて子どもたちに科学やものづくりの面白さを実感してもらうイベント「かわさきサイエンスチャレンジ~感動科学とたのしいものづくり」が8、9の両日、川崎市高津区のかながわサイエンスパーク(KSP)で開かれた。夏休み中の子どもらが楽しみながら科学の奥深さを学んでいた。
市内14の企業や団体、NPOなどが協力し、外科手術シミュレーター体験、虫眼鏡を使ったカメラレンズ工作教室など2日間で27のイベントを開催した。
9日はスキンケア商品などを製造販売しているユースキン製薬(同市川崎区)が、ハンドクリームづくり教室を開き、子どもたちは肌の働きやスキンケアの大切さを学びながら、水と油を乳化させてハンドクリームを完成させていた。
3Dスキャナーを開発している浜野エンジニアリング(同市高津区)は、3Dスキャナー・プリンター体験教室を実施。3Dスキャナーで参加者の顔を取り込んでその仕組みを学んだほか、コンピューターを使って設計図を作るCADソフトでキーホルダーのデザインを行い、3Dプリンターで出力した。玉川学園小学校3年の児童は「立体をどうやってつくるのかという仕組みが分かって楽しかった」と話していた。