高校・大学生を中心としたボランティアと、横須賀市内在住の知的障害のある小中高校生が交流する「ふれあいキャンプ」が8日、同市鴨居3丁目の鴨居コミュニティセンターで始まった。
9日までの1泊2日。初日は、オリジナルのうちわ作りやセンター周辺の散策を通して、親睦を深めた。
市社会福祉協議会主催。若手ボランティアの育成とともに、知的障害のある子どもたちの社会性や自立心を育むことを目的に開かれている。公募で集まった高校・大学生らで実行委員会を編成し、企画・運営を担うのが特徴だ。さらに実行委とは別に市内在住・在学者らがボランティアとして参加する。今回、実行委14人を含む計約110人のボランティアが小中高校生21人と触れ合う。
この日のうちわ作りでは4班に分かれ、子ども1人にボランティア1~2人程度が付き添う形で進められ、参加者はうちわに絵を描いていった。
実行委員長を務める県立保健福祉大学2年の神谷明子さん(19)は「徐々に全体が交流できるようなプログラム展開にした。一緒に楽しい時間を過ごしたい」と話していた。