太陽の日差し浴び、大きく甘く-。川崎市多摩区の名産「多摩川梨」の収穫が始まった。
同区菅稲田堤の農家白井正寿さん(45)の畑では、甘みの強い品種「幸水」がたわわに実る。春先は雨が多く低温で花粉付けに苦労したが、「梅雨が明けてから日照時間が長く、いい気候。甘く大玉で出来はいい」と胸を張る。
今月20日ごろに幸水が終わると、「豊水」「新星」などの収穫が始まり、9月下旬まで出荷が続く。白井さんは「冷蔵庫で2時間ほど冷やすと一番おいしい。甘さはもちろん、シャリシャリとした食感も楽しんでほしい」と話した。
1キロ650円から。一部はJAセレサ川崎の大型農産物直売所「セレサモス」(麻生区黒川)にも出荷する。