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小学生が独自キャラ作り挑戦

話題 | 神奈川新聞 | 2015年7月23日(木) 03:00

真剣な表情でキャラクター作りに挑戦する子どもたち=宮前区の市立富士見台小
真剣な表情でキャラクター作りに挑戦する子どもたち=宮前区の市立富士見台小

 川崎市宮前区の市立富士見台小学校で22日、子どもたちがオリジナルキャラクター作りに挑戦した。市教育委員会が進める「地域の寺子屋事業」の一環で、同事業のイメージキャラクター「寺ッコ」を生み出したデザイナーや漫画画材メーカー「デリーター」(高津区)が協力。プロ仕様の紙やペンなどで絵を描いた子どもたちは「本物の漫画家になった気分」と、夏休みの一日を楽しんだ。

 寺子屋事業は、地域ぐるみで子どもたちの教育や学習をサポートしようと、福田紀彦市長の肝いりで2014年度にスタート。全7区で地域団体が運営し、学校施設を利用して学習支援や体験活動に取り組むなど、軌道に乗り始めた。

 この日は「寺ッコの友達を作ろう」をテーマに、同小の児童約80人が参加。寺ッコの生みの親で、同市立川崎総合科学高(幸区)出身のデザイナー・宮越明子さん(31)と、デリーターの金子一郎社長(36)が講師を務めた。

 寺ッコはラッコをモチーフに、ラッコ界の危機を救うため人間の知恵を学びにやって来た王子-、という設定。“サブキャラクター”として、付き人の「ウニまる」と執事の「ホタテじい」もいる。

 子どもたちは、キャラクターの設定も考えながらイメージを膨らませ、鉛筆で下書きを描くところからスタート。プロの漫画家らも使う同社のカラーマーカーや紙のほか、「スクリーントーン」と呼ばれる漫画の原稿に貼り付ける模様の入ったシール状のシートも使い、思い思いの独自キャラクターを仕上げていった。

 いつも木の実を集め、寺ッコを尊敬している「リスまる」や、見た目はチクチクしているが心はふんわりしているという「はりねずみのクリ」、歌がうまい「メロディーペンギン」など、想像力豊かな作品が続々と完成。宮越さんも「どうしたら寺ッコの友達になれるかをよく考えて描いてくれた」と驚いた様子だった。将来はデザイナーになりたいという1年の女児(6)は「設定を考えながら絵を描くのが楽しかった」と笑顔で話していた。

 
 

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