まちづくりなどの活動拠点として6月にオープンした「いろいろおおいそ」(大磯町大磯)で、さまざまな活動が動きだしている。起業を目指す人たちを支援するシェアオフィス貸し出し事業が始動。17日からは、ファイナンシャルプランナー(FP)による生活全般に関する相談対応が始まる。地元の魅力を子どもたちが発信する冊子づくりも計画中。子どもからお年寄りまで幅広い世代が交流する拠点としても期待が集まる。
「いろいろおおいそ」は木造2階建て、総面積は約53平方メートル。町は地域再生モデル事業として、2015年度予算に拠点整備費など200万円を計上した。町が昨年に開いたまちづくりについてのワークショップに参加したメンバーが中心となって構成するグループ「カラフル」が、運営を担う。
毎週金曜に開催する「よろず相談」は初回無料で、カラフルのメンバーであるFPの男性が担当。相続や保険などをはじめとする相談に応じ、内容によって専門家につなぐパイプ役を務める。
シェアオフィス貸し出し事業は有料で、月額会員(1万2千円)と時間制(3時間千円)があり、インターネット接続環境が整っており、用紙を持参すればプリンターが使える。会議室としても利用できる。
また、今後は町内の小学生を対象に、子どもの目線から見た地元の魅力を絵日記風にまとめてもらい、冊子にするワークショップを計画。お年寄りに講師役を務めてもらい、地域の歴史を伝える勉強会の開催なども予定している。
休業日は不定。問い合わせは、colorful.iroiro@gmail.com