横浜市金沢区の海の公園で20日、アマモの花枝を摘み取る作業が行われた。三菱電機神奈川支社(同市西区)や県内事業所の社員、家族ら約140人が参加、埋め立てなどで減ってしまった東京湾のアマモ場の再生に一役買った。
参加者は胸の高さまで海に入って、花枝を摘み取った。趣味が釣りという女児(11)は「魚も増えるので、アマモが増えてほしい」と話していた。
収穫量は約千本。花枝から採取した種は、横浜・みなとみらい21(MM21)地区などに11月にまかれるという。
作業前には、NPO法人海辺つくり研究会のメンバーが講師となり、アマモに多くの生き物がすみついていることや、この10年の再生活動によってアマモ場が徐々に増えていることなどについて、紙芝居を使った説明が行われた。同支社の里山保全活動の一環で、2013年から実施している。