◇改正道交法ポイント学習
危険行為による事故が後を絶たない自転車の安全利用に結び付けようと、親子を対象とした教室が20日、藤沢市の県立辻堂海浜公園で開かれた。危険行為を繰り返した人に安全講習の受講を義務付ける改正道交法が今月施行されたことを、講師の警察官が教えた。
県警交通総務課の主催。小学3年生以上の子どもと親ら約50人が参加した。
はじめに警察官が同法のポイントを解説。危険行為を3年以内に2回以上繰り返した場合に講習を受けねばならないこと、携帯電話を操作しながらの運転や酒酔い運転、信号無視などが危険行為に該当することを詳しく紹介した。
また、主に子どもたち向けに自転車の走行ルールも説明。12歳までは歩道走行が認められるが、「歩道は歩く人が優先。危険を感じたら必ず止まって歩行者に譲ってあげて」と事故防止策を伝授した。座学を元に実技講習も行われた。
参加した藤沢市の小学6年生、男児(11)は「自転車の危険性がよく分かった。交差点ではしっかり止まって注意したい」と述べた。母親の(42)は「新しい法律の内容が詳しく分かったのでよかった。子どもたちにも守らせたい」と話していた。