よこはま動物園ズーラシア(横浜市旭区)で4月23日に産まれたオナガザル科のアカアシドゥクラングールの赤ちゃん(雄)の愛称が「アーニ」に決まった。
愛称は三つの候補があり、今月2日から14日までの投票で1186票が集まり、ベトナム語で「光」を意味するアーニが最多の655票を獲得した。
同園によると、アカアシドゥクラングールはベトナム、ラオス、カンボジアの熱帯雨林、モンスーン林に群れで生息。木の葉を主食としている。
米軍がベトナム戦争で使用した枯れ葉剤で生息地の大半が失われ、数が激減した。今も密猟が続き、国際自然保護連合のレッドリストで絶滅危惧種に指定されている。国内では同園だけで飼育されており、アーニを含め、7頭(雄4、雌3)がいる。
アーニは毎週日曜日の午前9時半~午後1時半までアカアシドゥクラングール展示場で元気な姿を見られる。