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イクボス、企業に広がれ 平塚市が第1号認定

話題 | 神奈川新聞 | 2016年12月23日(金) 02:00

イクボス宣言書を手にする三興・吉川裕之社長=平塚市役所
イクボス宣言書を手にする三興・吉川裕之社長=平塚市役所

 社員の育児や介護と仕事の両立を応援する上司や経営者「イクボス」。その普及拡大に向けて平塚市が創設した登録制度「イクボス宣言企業」の第1号に、地元の建設設備業「三興」が認定された。社員一人一人のサポート体制を構築し、互いのワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の両立)を大切にする企業。吉川裕之社長(42)は「働きやすい環境をつくり、イクボスの輪を広げる手本になりたい」と意気込む。

 創業37年の同社は、吉川社長を含め20~60代の10人が勤務。2代目として引き継いだ3年前から、採用時に「女性の働き口が少ない」という声を耳にし、社員の男女比を近づけてきた。2児の父でもある社長は、11月に社員の前で「イクボス」を宣言。市の制度にエントリーした。

 以降、子どもの病気や突発的な休暇が必要な際は、社員同士が通信アプリで情報を共有し、互いに助け合う体制をつくった。社員には仕事の偏りがないよう経理や営業、事務など「マルチな役割」を求め、社長自身も見積もり作成などを代行している。

 「常に補う2番手がいる。1人に頼らずチームとして仕事を共有できるよう育てている」と吉川社長。宣言後は、社員同士のコミュニケーションが深まって職場が明るくなり、作業効率もアップするなどの変化がみられたという。

 また、今秋には東京五輪を目指す女子ビーチバレーボールの選手を採用。午前は練習に集中させ、午後出勤で休暇社員のカバーをするなど勤務体制の充実も図った。社長は「これからは女性が活躍していかないと。登録企業がさらに増えるよう活動していきたい」と、イクボスの“先駆者”として力を込めた。

 市は同社の取り組みをホームページで紹介するなどしてイメージアップや人材確保に貢献していく考え。また、来年2月8日には複数の企業を認定する共同宣言式も実施する予定。問い合わせは、市人権・男女共同参画課電話0463(21)9861。

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