梅雨入りを目前に、ハナショウブとアジサイが一斉に咲き誇る様子を楽しめる「小田原城あじさい花菖蒲(しょうぶ)まつり」が6日、小田原市城内の小田原城址公園内で始まった。入場無料。21日まで。
東堀の花菖蒲園では、紫や白色のハナショウブ約6千株が開花し、堀の斜面に咲く約2100株のアジサイとともに、訪れる観光客らの目を和ませている。
東京都三鷹市の自営業男性(41)は「関東を中心にアジサイの名所を見て回っているが、ここが一番気に入っている。斜面に咲く花に囲まれているような感じで立体感がある」と見入っていた。
まつりの期間中、おでんや軽食などの飲食ブースが出店しているほか、見ごろに合わせて午後7時から8時までは常盤木橋周辺をライトアップし、幻想的な雰囲気を演出する。20日には灯籠が会場を照らすイベントも行われる。
小田原駅周辺のスイーツの食べ歩きを楽しめる「小田原さんぽ 甘味摘み」も同時開催している。
問い合わせは、市観光協会電話0465(22)5002。