
「第34回横浜開港祭」 ではさまざまな船が寄港し、横浜の初夏を彩った。「太平洋の白鳥」と称される2代目「帆船日本丸」は5月31日、36枚すべての帆を張る総帆展帆(そうはんてんぱん)を披露した。
女子2人を含む105人の実習生は2カ月にわたり訓練を重ねてきたという。息を合わせて素早く帆を広げると、大勢の観客らがカメラを向けていた。
日本船主協会は、航海訓練所と連携して船上見学会を実施。若者ら15人は総帆展帆をはじめ、実習生が暮らす居室や船長室、機関室などを訪れ、船内での生活に興味深そうな様子だった。
この日は、横浜・みなとみらい21(MM21)地区で保存されている初代「帆船日本丸」も総帆展帆を披露した。