熊本地震で被災した南阿蘇鉄道のチャリティー写真展「阿蘇へのかけ橋」が開かれている川崎市岡本太郎美術館(同市多摩区枡形)に21日、熊本県のキャラクター「くまモン」が訪れ、鉄路復旧への支援を呼び掛けた。くまモン体操も披露され、家族連れら約800人が詰め掛けた。
同鉄道は7月に一部区間で運転再開したが全面復旧のめどは立っていない。このため鉄道写真家28人が作品を持ち寄り義援金を集めることになった。被災地の鉄道を撮り続ける写真家の川井聡さん(57)=東京都新宿区=は「お世話になっている鉄道に恩返しをしたい」と話す。
展示写真29枚は、サインを入れ1枚1万5千円で販売し同鉄道に寄付される。写真展は25日まで。問い合わせは、同美術館電話044(900)9898。