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本番目前稽古に熱 住民演じる伝統「村芝居」23日相模原

話題 | 神奈川新聞 | 2015年5月20日(水) 12:57

総練習で迫真の演技を見せる出演者ら=長野会館
総練習で迫真の演技を見せる出演者ら=長野会館

 地元住民らが演じる「村芝居」が23日、相模原市緑区青野原の長野会館で開かれる。約90年前に始まったといわれ、現在も3年に1度だけ上演される伝統芸能。本番を間近に控え、出演者らは稽古に熱がこもっている。

 「おまえさんを恨みはしねえが、男と見込んで頼みがある」

 16日夜に行われた総練習。一幕の終盤、主人公に斬られた男が息絶え絶えに言づてを頼むと、見物に集まった30人ほどの地元住民から大きな拍手が送られた。迫真の演技に、会場は本番さながらの盛り上がりを見せる。

 地域住民でつくる「長野戸主会」の主催で、若手有志の団体「青友会」の共催。今回、披露するのは人情時代劇「親恋唄 丹沢しぐれ」。旅人の来太郎が母の危篤を知らされて故郷に帰る途中、女に頼まれて男を斬ってしまう。そこから始まる義理人情の物語を、地域住民ら10人が熱演する。

 脚本・演出は、青野原出身で、都内で市民劇団の座長を務める山崎博さん(82)。音響などの裏方も地元住民が汗を流す。

 出演者らは、2月から稽古に励み、仕事の合間を縫ってせりふを暗記。初めて出演する男性(41)は、「みんなが褒めてくれるので、苦労はない」と笑顔で話すが、「本番、着物の帯を締めた状態でも、倒れる演技がきちんとできるか」と気を引き締める。

 村芝居は以前は毎年開催され、娯楽の少なかった時代から地域で愛されてきた。だが山あいの地域ゆえに過疎化が進んで開催が難しくなり、24年ほど前からは3年ごとの開催になった。ただ近年は青友会の結束が固く、同会が中心となって芝居を盛り上げているという。

 伝統保存へ次世代への継承も重要になっている。同会会長尾崎聡さん(52)は、「もっと若者にPRして芝居に入ってもらい、次世代につなげたい」と意気込む。

 村芝居は午後8時から。雨の場合は24日に順延。問い合わせは、尾崎さん電話090(7207)1209。

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