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海再生を次代へ託す 元市議、横須賀市に自著寄贈

話題 | 神奈川新聞 | 2015年5月13日(水) 15:41

青木教育長に自著を寄贈する一柳氏(左)=横須賀市役所
青木教育長に自著を寄贈する一柳氏(左)=横須賀市役所

 4月の横須賀市議選に出馬せず勇退した一柳洋さん(65)が12日、海洋汚染の仕組みや東京湾に生息する魚介類などを詳述した自著を市教育委員会に寄贈した。市教委は市立学校の環境教育などで活用していく方針。

 寄贈したのは、2008年に出版した「よみがえれ東京湾 江戸前の魚が食べたい!」で120冊。海洋ジャーナリストとして東京湾の環境問題に長年取り組んできた知見を基に、撮りためた水中写真約260点を交え、東京湾の再生と江戸前の魚復活を訴えている。

 「磯、砂浜、入江、干潟を開発で埋め立て、産卵と育成の場を失わせたことで、湾内の漁業の現状はこの本を書いたときより悪くなっている」と一柳さん。

 青木克明教育長に著書を贈呈し、「もっと早く寄贈したかったが、現職のうちは公選法の関係でできなかった。子どもたちが横須賀の海の魅力を知り、海に親しんでもらえれば」などと話した。

 市教委は市立学校に加え、市内の県立、私立学校や図書館、博物館などにも配布し活用していくという。

 
 

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