三浦市沖で発見されたニュウドウイカの標本が京急油壺マリンパーク(三浦市三崎町小網代)で公開されている。ダイオウイカに比べて発見報告が少なく、東北より南側で見つかるのは珍しい巨大種を、家族連れなどが興味深そうに眺めていた。
展示しているのは全長約1・5メートルの成熟した雄。2010年2月に三浦半島東南端の剱崎沖に死んで浮き、カモメに食べられているのを釣り船が発見した。水槽でホルマリン漬けにされた。
マリンパークによると、ニュウドウイカは水深200~375メートルの深海に生息し、ダイオウイカやダイオウホウズキイカに次ぐ巨大種。