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住まいの年数を価値に 「横浜スタイル」が建築、リノベ参入  家具メーカーと連携

話題 | 神奈川新聞 | 2015年4月27日(月) 03:00

21日にオープンしたショールーム「Marks house cafe」。オフィスのほか、コーヒーを楽しめるカフェも兼ねている
21日にオープンしたショールーム「Marks house cafe」。オフィスのほか、コーヒーを楽しめるカフェも兼ねている

 不動産仲介を手掛ける「NIKKEI」(横浜市中区、屋号・横浜スタイル)が本年度から、住宅建築とリノベーション(大規模改修)事業に参入する。二つの事業の共通ブランドを立ち上げ、同市港北区の家具メーカーが設計とデザインを担当。家具のように使い込むほどに味わいが出る、高価格帯の住まいを提供する。

 同社初のブランドコンセプトは「熟成する家」。住宅は時間の経過とともに外観も内装も老朽化していく。それは避けられないが、「古い家具のように、年数をいかに価値に変えられるかがブランドのポイントです」。横浜スタイルの望月真裕社長(33)はそう解説する。

 設計とデザインを担当するのは、港北区のモダン家具メーカー「スタンダードトレード」。フローリングやドアには無垢(むく)のナラ材、ちょうつがいやドアノブなどの金具には真ちゅう、壁材には自然素材の珪藻(けいそう)土、階段には麻の床材-と、特に内装には経年を楽しむことができる材料を選んだ。

 また「横浜らしさ」を表現するため、照明には船舶用の電灯「マリンランプ」を使用。ネービーブルーを基本色とする。

 ブランドのメーンターゲットに、子育てを終えた50代以上の夫婦を据えた。初年度は新築住宅30棟が目標。市内を中心にコンセプトへの共感を広げ、リノベーションへとつなげたい考えだ。販売を開始した神奈川区羽沢町の建売住宅(4棟)の価格は4400万~4700万円、リノベーションは80平方メートルで800万円からと相場よりは高い価格帯を設定した。

 ブランドイメージを体感できるショールームが、21日に中区山手町の住宅街内にオープンした。望月社長は「上質な家づくりを広め、横浜を盛り上げていきたい」と意気込んでいる。問い合わせはショールーム「Marks house cafe」電話045(277)3222。

 
 

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