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アフリカ、鮮やか 横浜でペンキ絵の原画展

話題 | 神奈川新聞 | 2015年4月26日(日) 20:23

動物や自然の風景がペンキで鮮やかに描かれたアフリカ絵画展
動物や自然の風景がペンキで鮮やかに描かれたアフリカ絵画展

 アフリカ・タンザニアの絵画様式「ティンガテインガ・アート」の原画展が、「ギャルリーパリ」(横浜市中区日本大通)で開催されている。
 
 横浜出身で、タンザニアで貿易会社を営んでいる島岡強さん・由美子さん夫妻が中心になって企画したイベントで、今回で6度目。

 「ティンガテインガ」は、タンザニアで50年ほど前に生まれた絵画スタイルで、絵の具ではなくペンキを使い、動物や自然の風景が鮮やかに描かれているのが特徴。

 絵はその場で購入することができ、空いたスペースにまた新しい絵がかけられ、常に200点ほどが展示されている。

 同国では近年、農業や建設などの産業が伸びているものの、現在も国連による「後発開発途上国」に分類され、貧困の削減や経済の安定が喫緊の課題となっている。
 
 島岡さんらは、観光客をはじめとする外国人をターゲットに「ティンガテインガ・アート」を販売し、現地の画家がそれを基に生計を立てられるようになることを目標としている。このイベントで得られた収益の一部も、現地の画家たちに画材などとして寄贈する。

 「こういう形の展示会に出品すると、画家の意識も変わってくる。「外国人が見ていいと思うもの、売れるものを描こう」と」と、強さん。
 
 「例えば、ヨーロッパ人は暗い色を好み、日本人は明るい色を好む傾向があります」といい、その言葉通り、ギャラリー内には黄色やピンクなど、明るい色彩の絵が並ぶ。

 描かれているのはキリンやカバ、フラミンゴなど動物がほとんど。「現地の皆さんが自然を大切にしているということを表しています」と由美子さん。

 作品は当然「一点もの」で、価格は約1万3千円から。
 
 入場無料、5月12日まで。絵画の他にもアフリカの雑貨や食品も販売している。問い合わせはギャルリーパリ電話045(664)3917。


動物の生き生きとした姿が描かれている「ティンガティンガ・アート」
動物の生き生きとした姿が描かれている「ティンガティンガ・アート」
 
 

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