春の繁殖シーズンを迎えた横浜市立野毛山動物園(西区老松町)で、インドクジャクの雄が飾り羽を広げる求愛行動「ディスプレー」が人気を呼んでいる。
同園では、飼育しているインドクジャク11羽(雄4羽、雌7羽)のうち雄1羽(白色個体)と雌4羽(うち白色個体2羽)を放し飼いにしている。
雄のディスプレーは繁殖シーズンの春から6月下旬ごろまでの期間限定。レースのように真っ白な美しい飾り羽を広げて求愛する姿が来園者を魅了している。
5月には有色個体の雄のインドクジャクも放し飼いにする予定。同園の担当者は「白色個体と有色個体との『競演』が楽しめるかも。春の花にも負けない“恋の花”を咲かせるクジャクに会いに来て」と来園を呼び掛けている。