男性器をかたどったみこしが街に繰り出す「奇祭」として知られる川崎市川崎区の金山神社の例祭「かなまら祭」が5日、行われた。
氏子らが独特な姿をしたみこしを担いで、近くの京急川崎大師駅前や商店街を練り歩き、境内や沿道は多くの国内外の観光客らでにぎわった。
金山神社は同所の若宮八幡宮境内にあり、かなまら祭りは4月の第1日曜日に開催される春の例祭。江戸時代に川崎宿の飯盛り女たちが性病よけの願掛けしたことが由来とされ、現在、ご神体の「かなまら様」は子授けや安産、夫婦円満などの御利益があると言われる。美人画や春画で有名な喜多川歌麿にちなみ、「歌麿フェスティバル」として外国人観光客にも親しまれている。