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古民家がシェアオフィス 葉山にオープン

話題 | 神奈川新聞 | 2015年4月3日(金) 13:05

シェアオフィス「かざはやファクトリー」を立ち上げた清水さん=葉山町堀内
シェアオフィス「かざはやファクトリー」を立ち上げた清水さん=葉山町堀内

 築80年の古民家を改装したシェアオフィスが4月、葉山町堀内にオープンした。「一つ屋根の下、空間や備品、アイデアを共有し、何かが生まれる場所になれば」と1級建築士の清水淳さん(42)が、古民家に新たな命を吹き込んだ。その名も「かざはやファクトリー」。

 国道134号の風早橋交差点から、山へと続く細い小道を進むと、懐かしい雰囲気をまとう平屋が見えてくる。ガラスの引き戸を開けるとゆったりとした土間。かまちの奥には2畳ほどに仕切られた作業スペースが並んでいる。

 都内で生活していた清水さんが葉山に引っ越してきたのは5年ほど前。真鶴町出身ということもあり、1人目の子どもが生まれたのを機に「相模湾近くで育てたい」と独立、葉山に自宅兼事務所を構えた。

 「同じような働き方をしている人は多いはず。集える場があれば」と、シェアオフィス構想を温めてきた清水さん。家族ぐるみの付き合いをしていた隣家の女性が亡くなって空き家となったことから、女性の親族の了承を得てシェアオフィスに改装した。

 古民家本来の良さを生かそうと、欄間、はり、天井板はそのまま活用。スペースごとの仕切りはあえて腰高程度にし、全体を見渡せる造りにした。庭や大きな台所があるのも古民家ならではの特長だ。

 作業スペースは全部で13カ所。賃料は1畳9千円前後で、光熱費や管理費も込み。利益は出ないが、「人とコミュニケーションを取りながら作業することで相乗効果が生まれる」と清水さん。既にウェブデザイナーやイラストレーターら、9人が入居を始めている。

 ウェブ制作の橋口元徳さん(48)は、自転車で5分ほどの自宅から出勤する。「ほどよい距離感で生活にメリハリが出た。自然や仲間に囲まれ、気に入っている」と笑顔を見せる。

 「防犯やコミュニティーづくりは、空き家を使えば実現する」と話す清水さんは、「ゆくゆくは地域の人も集えるような拠点にしたい」と意気込んでいる。

 オープンを記念し、5日午前10時から餅つきと野だてを行う。参加自由。問い合わせは、清水さん電話046(876)8167。

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