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氷川丸に若者集まれ ホテルや観光施設と連携

話題 | 神奈川新聞 | 2015年4月3日(金) 12:43

戦前の豪華な装飾が残る氷川丸のらせん階段でポーズを取る新郎と新婦
戦前の豪華な装飾が残る氷川丸のらせん階段でポーズを取る新郎と新婦

 横浜市中区の山下公園に係留されている「氷川丸」を中心に若年層の来街者を増やそうと公園周辺のホテルや観光施設が連携を始めた。船内で婚礼写真のロケ撮影を始めたほかオリジナルのゆるキャラも登場。横浜・みなとみらい21(MM21)地区にはない、古き良きハマの魅力で集客を図ろうという試みだ。

 戦前の豪華装飾が残る氷川丸の船内、純白のウエディングドレス姿の新婦と緊張気味の新郎が婚礼写真に納まった。一等食堂に社交室、らせん階段でポーズを取りながら撮影が進む。普段は立ち入れない船首に立ち、両腕を広げるポーズで映画「タイタニック」の名シーンを再現した。

 企画したのは、近くのホテルメルパルク横浜。担当者は「氷川丸側から話があり、ことしから始めた。MM21地区にはない、歴史の重みと本物のすごみが氷川丸にはある」と力説する。氷川丸の入館券の半券でレストランの利用料金が10%引きとなるサービスも始めた。

 氷川丸は横浜人形の家に働き掛け、1月から入館券の半券を活用した相互割引サービスもスタートさせた。氷川丸の半券を人形の家で、あるいは人形の家の半券を氷川丸で示せば入館料をいずれも50円割り引く。大人の場合、人形の家は350円に、氷川丸は250円になる。

 こうした取り組みを始めた背景には、若者に人気が高いMM21地区や横浜中華街で来街者数が増加する一方、氷川丸の入館者数は減少に転じていることがある。

 氷川丸を運営する日本郵船によると、11、12年度は27万人台だった入館者は、鉄道5社による東急東横線・MM線の相互直通運転効果で13年度は31万8千人に増加。ところが、14年度は25万人強にとどまる見通しとなっている。担当者は「14年4月に入館料を100円値上げした影響では」と料金にシビアな若者離れを危惧する。

 つぶらな瞳に白いひげを蓄えた名誉船長のゆるキャラ「キャプテンハマー」の着ぐるみを作ったのも、そうした危機感の裏返し。2月には横浜人形の家や横浜マリンタワーを訪問し、3月からは定期的に船上で撮影会を開くことで若年層にアピールし始めた。

 氷川丸はエスカル横浜、ローズホテル横浜、ホテルニューグランド、ホテルモントレ横浜、スターホテル横浜の宿泊客を対象に入館が無料になる招待券をプレゼントしている。エスカル横浜の担当者は「氷川丸に乗船できることを知らない観光客は意外と多い。氷川丸は横浜の貴重な文化財。保存活用するためにも情報発信に協力していきたい」と話している。


集客のため活用が進む日本郵船氷川丸
集客のため活用が進む日本郵船氷川丸

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