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「愛の一円玉」ずしりと重く

話題 | 神奈川新聞 | 2016年12月17日(土) 15:00

「愛の一円玉の塔」に1年間で寄せられた小銭=相模原市立あじさい会館前
「愛の一円玉の塔」に1年間で寄せられた小銭=相模原市立あじさい会館前

 ずっしりと“善意”の小銭が900枚以上-。相模原市中央区の市立あじさい会館前に設置されている募金箱「愛の一円玉の塔」から募金回収作業が15日、行われた。管理している相模原市社会福祉協議会では「皆さんの気持ちはボランティアセンター運営など社会福祉事業の財源にします」と話す。

 仮集計では、硬貨のみで約1万6千円。銀行に持ち込んで再集計し、寄付金として扱われる。

 募金箱はガスボンベに手を加えたと思われるユニークな造形で、上部に寄付金を入れられる穴が開いている。全体が黄色く塗られ、正面には「愛の一円玉の塔」、両脇には「広めよう愛の手を明るい町づくり。」「ボランティア活動にご協力下さい。」と書かれている。てっぺんの十字の飾りを囲む円板には「十円」「五円」「百円」の文字がある。

 市社協には、会館が完成した翌年の1982年から募金集計記録が残る。回収時期が不定期だが、多い時には48万円余、少なくても数百円の寄付があった。この日の集計作業中にも通り掛かった高齢女性が「少ないけど」と1円玉と5円玉を寄付する一幕もあり、長年多くの人の寄付を受け止めてきた。

 だが、制作者などの詳細は不明。同様の募金箱は、あじさい会館以外では緑区内に4基あり、少なくとも2基は“現役”として機能している。

 
 

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