潮風が育てる春野菜-。ふんわりとした柔らかな食感が特徴の「春キャベツ」の収穫が、三浦市内で始まった。農家は早朝から、丸々と育ったキャベツを包丁で根元から切り取り、箱詰めする作業に追われている。
三浦半島は全国有数のキャベツ産地。春キャベツは柔らかい歯触りと甘みが特徴で、サラダなど生で食べてもおいしいという。収穫は3月下旬から本格化し、5月いっぱいまで続く。
同市南下浦町松輪の生産者グループ代表の杉野和樹さん(49)によると、同地区では畑に海洋深層水をまいたり、海からのミネラルを含んだ潮風が吹いたりするため、病気に強く傷みも少ないキャベツが育つという。
【神奈川新聞】