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年内、県内公園10カ所に
キャッチボール楽しもう ベイスターズが用具提供

話題 | 神奈川新聞 | 2015年3月13日(金) 14:10

柔らかいボールを使ってキャッチボールを楽しむ子どもたち=2月28日、本牧市民公園(横浜DeNAベイスターズ提供)
柔らかいボールを使ってキャッチボールを楽しむ子どもたち=2月28日、本牧市民公園(横浜DeNAベイスターズ提供)

 プロ野球の横浜DeNAベイスターズが、公園で子どもたちにキャッチボールを楽しんでもらうプロジェクトをスタートした。キャッチボールを通じて野球への関心を高めるのが目的で、無料貸し出し用のボールやグラブを公園側に提供する。年内に県内の公園10カ所に広げる計画だ。

 既に3月から横浜市公園指定管理者連絡会と横浜市緑の協会と共同して、本牧市民公園(横浜市中区本牧三之谷)でプロジェクトを開始。柔らかいキャッチボール専用球「ゆうボール」24個と、グラブ16個を寄付した。グラブは子ども用、大人用、右利き用、左利き用とそろっている。

 同公園管理センターで利用登録した小学生以下の子どもと、その保護者が対象。原則1回につき1時間貸し出し、草地広場の一部でキャッチボールが楽しめる。

 都市化などに伴い、機会が減ったキャッチボール。緑の協会によると、ある程度の広さがある横浜市内の公園では、柔らかいボールを使えばキャッチボールが可能だが、他の公園利用者に迷惑をかけないよう集団でやらず、譲り合わなければならないという。

 日本中学校体育連盟によると、2013年の競技別生徒数(男子)は野球が約24万3千人に対し、サッカーは約25万3千人。10年前の03年比で野球は約6万9千人減り、サッカーは約4万3千人増えている。

 球団はキャッチボールをしにくい環境も野球人口の減少につながっているとみて、ベイスターズを含めた首都圏に本拠地を置くプロ野球5球団で今年からプロジェクトを進めている。2月28日にはプレイベントとして、同公園でベイスターズ選手OBによるキャッチボール指導と体験が行われ、20組40人が参加した。

 球団の担当者は「昔は原体験としてキャッチボールは普通のことだった。プロジェクトが野球に親しむきっかけになれば」と話している。

【神奈川新聞】

 
 

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