
伊勢原市ゆかりの室町後期の武将・太田道灌をNHK大河ドラマにしようと活動する市民団体が、関係する地域の団体などを一堂に集めた「道灌サミット」の開催に向けた「準備会」を29日に同市伊勢原の伊勢原シティプラザで開く。参加者、協力者を募集している。
道灌は江戸城を築いたことで知られ、1486(文明18)年に伊勢原で暗殺された。同市では文武両道の名将で数々の逸話も残る道灌をドラマ化し、地域活性化につなげようと昨年7月に有志が「太田道灌を大河ドラマに! 推進実行委員会」を設立。署名活動を始め、これまでに7千筆ほどが集まっている。
今回のサミット準備会は、道灌が関八州(現在の関東地方)の広い範囲で活躍したことから、各地の関係団体と連携して運動をさらに広めようと企画した。
準備会では「江戸城天守を再建する会」による講演や、各地域からの報告などが行われる。実行委の三上利栄委員長(82)は「各地域での足跡や歴史、観光や関連行事を語り合う場としてサミットを開きたい。多くの方に準備会に協力してもらうとともに、道灌に関わる研究家や熱烈なファンなどを紹介いただけたら」と話していた。
午後1時半から同4時まで。問い合わせは、実行委の三上委員長電話0463(95)0807。
【神奈川新聞】