1. ホーム
  2. ニュース
  3. 話題
  4. 下張りの古文書修復へ 14日に鎌倉で講演会 

下張りの古文書修復へ 14日に鎌倉で講演会 

話題 | 神奈川新聞 | 2015年3月5日(木) 10:01

14日に講演する、中浦ジュリアンの子孫小佐々さん。パネル左は中浦の肖像画
14日に講演する、中浦ジュリアンの子孫小佐々さん。パネル左は中浦の肖像画

 16世紀末から17世紀半ばごろ、宣教師によって日本からポルトガルへ渡ったとされる「南蛮屏風(びょうぶ)」。その下張りに使われた古文書の修復作業が、6月ごろから京都で始まる。取り組みを広く知ってもらおうと14日、ポルトガル民族歌謡のコンサートが鎌倉で開かれる。天正遣欧少年使節団の1人、中浦ジュリアンの子孫・小佐々学さん(75)=さいたま市=も駆け付け、講演する。

 南蛮船や舶来品など、スペインやポルトガルとの交易の様子が描かれた南蛮屏風の下地には、下張りと呼ばれる紙を幾重にも張る技法が採られた。

 当時、紙は貴重だったため、要らなくなった文書が用いられた。その中からは、現在文化財的価値のある手紙などが発見されることもあるという。これまでにも、宣教師ルイス・フロイスの署名文書や、豊臣秀吉の家臣・安威(あい)五左衛門の往復書簡などが見つかっている。

 国会議員や財界人ら有志は昨夏、「南蛮屏風下張り文書修復プロジェクト実行委員会」(事務局・鎌倉市小町)を発足。ポルトガル北部のポルトに所蔵されている南蛮屏風から剥がされた下張り文書の解読や修復作業を行う予定だ。

 今も眠る貴重な資料の存在や、日本とポルトガルとの歴史的つながりを広く知ってもらいたいと、実行委のメンバーが14日のコンサートを企画。ポルトガルで活躍する歌手、マリオ・モイタさんとソライア・ブランコさんが同国の民族歌謡「ファド」を披露するほか、これまでに発見された古文書のレプリカも展示する。収益金の一部は、修復作業の費用に充てられる。

 16世紀末に少年使節団の1人としてポルトガルなどを巡った中浦の叔父の14代目に当たる小佐々さんは、「講演を通し、ジュリアンの生涯を多くの人に伝えたい」と話している。

 午後2時から、鎌倉生涯学習センター(同市小町)で。定員280人。一般3千円、学生2千円。前売り券もある。問い合わせ・申し込みは、コンサート実行委電話0467(24)7223。

【神奈川新聞】

古文書に関するその他のニュース

話題に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング