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中華街摩登(18)
春節祝う伝統料理で幸せを祈る

話題 | 神奈川新聞 | 2015年2月24日(火) 12:23

(右上から時計回りに)干し肉、五目野菜煮込み、大根餅、水餃子の正月料理を紹介する曽さん=菜香新館
(右上から時計回りに)干し肉、五目野菜煮込み、大根餅、水餃子の正月料理を紹介する曽さん=菜香新館

 中国の旧正月「春節」。横浜中華街ではこの季節、中国の伝統的な正月料理を楽しめる店も多い。

 広東料理店「菜香新館」では、広東地方の春節に欠かせないごちそうの一つ、干し肉を提供している。

 春節に食べ頃を迎えるよう、同店では12月になると干し肉作りを始める。豚やアヒルの肉を塩や酒に漬け込み、店舗屋上で北風に数週間当てて乾かしながら熟成させれば、正月期間に楽しめる保存食の完成だ。

 特にソーセージを干した「広東風腸詰」(税込み1500円)は一見サラミのようだが、ハマナスの香りの白酒で風味付けし、かむと口の中にふんわりと甘い香りが広がる逸品だ。

 同店などを経営する菜香グループ会長の曽徳深さん(74)は、自宅では毎年自ら干し肉を作るという。豚肉だけで15キロ、ほかにも鶏の手羽先などさまざまな肉を味付けしてベランダに干し、新年のあいさつに訪れる親戚らにも配る。「必要な分だけ蒸してスライスすれば、お酒のつまみに最高」と曽さん。

 日本でも正月には餅を食べるが、広東地方では、ゆでた大根に干しエビなどを混ぜ込んだ「大根餅」(2枚同380円)も定番だ。

 同店では4年前から冬季限定で地元の三浦大根を使っている。水分が多いのに煮崩れしにくい三浦大根は、大根餅に最適だという。

 ほかにも、その漢字を「子(ね)の刻(午前0時)に交わる時に食べる」と読み、一年の初めに口にする食べ物とされる水餃子(ギョーザ)(6個同840円)や、家庭円満を象徴する丸い団子が入ったスイーツ「湯円」(2個同320円)も、春節シーズン限定で3月上旬までのメニューだ。

 曽さんは「中国の正月料理は家族が集まって食べ、一年の幸せを祈るもの。ぜひ家族で中華街に来て春節料理を楽しんで」と話している。

中華料理店など約600店が連なる世界最大のチャイナタウン・横浜中華街。来街者のニーズを敏感に捉えながら、パワフルに変化を続ける「摩登(モダン)」な街を追う。

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