横浜市唯一の体験型防災学習施設「横浜市民防災センター」(同市神奈川区沢渡)の本年度来場者数が10万人を突破した。4月のリニューアルオープン後、地震の揺れを体感できる地震シミュレーターや、災害時の避難行動を学べる「減災トレーニングルーム」などの体験コーナーに人気が集まった。
1983年に開設した同センターの年間平均来場者数は約4万3千人だった。2015年度に改修工事を行い、16年度は大きく来場者を伸ばした。
今月1日に同センターを訪れ、10万人目となった南スポーツセンター(南区)の職員らは「地震シミュレーター体験が印象に残った。大地震でしっかり対応できるよう、職場や自宅で実践したい」とコメントした。
今月17日から25日には横浜市民防災センターで記念イベントを開催。備蓄品や非常食が当たる抽選会などを予定している。問い合わせは、同センター電話045(312)0119。