独立行政法人・海技教育機構(横浜市中区)の練習帆船「日本丸」(2570トン)が10日午後2時、横浜港・新港ふ頭5号岸壁(同区)から米国ハワイへ向け遠洋航海に出航する。
当日は午後1時から出航式が行われ、吹奏楽部の激励演奏のほか、帆船の最高儀礼である登檣(とうしょう)礼も披露する。
白い帆を張って走る優美な姿から「太平洋の白鳥」の愛称で呼ばれる日本丸は2代目で、1984年2月15日に進水。全長は約110メートル。外航船員を目指す111人(うち女子12人)の実習生と船長、機関長ら乗組員49人が乗船し、冬の太平洋という厳しい自然条件の中、風の力による帆走でハワイを目指す。
来年1月6日にナウィリウィリ(カウアイ島)、10日にホノルル(オアフ島)に到着する。14日に出航し、2月8日に東京港に帰港する予定。