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足尾鉱毒事件など担当
在野の精神伝え 弁護士・今村力三郎生誕150年記念展

話題 | 神奈川新聞 | 2016年12月1日(木) 02:00

今村力三郎(左)と田中正造 (専修大提供)
今村力三郎(左)と田中正造 (専修大提供)

 明治、大正、昭和にかけて人権派弁護士として活躍した今村力三郎(1866~1954年)の生誕150年記念展が、専修大学生田キャンパス(川崎市多摩区東三田)で開かれている。足尾鉱毒事件で被害に遭った農民の弁護を引き受けるなどした「在野の精神」を、パネルやゆかりの品約50点で伝えている。

 現在の長野県飯田市に生まれた今村は専修大学の前身・専修学校法律科に在学中の1888(明治21)年、司法(当時は代言人)試験に合格。裁判官を経て、弁護士として数々の著名な刑事事件を手掛けた。

 日本で初めての公害事件・足尾鉱毒事件では、衆院議員の田中正造(1841~1913年)と行動を共にした農民を官憲が弾圧した事件を担当し、勝利に導いた。田中を介して幸徳秋水と知り合い、後に大逆事件の弁護を引き受けた経緯も紹介している。

 戦後は、専修大学労働学院を設立、総長として生田キャンパスを開設するなど大学改革に力を尽くした。

 大学史資料課長の瀬戸口龍一さんは「弁護士の原点は権力の被害に苦しむ被害者を救済することにあると今村は教えてくれる。そうした人材を養成するのが私学の役割だった」と話している。

 同大今村法律研究室が主催。9号館1階エントランスホールで3日まで。問い合わせは、大学史資料課電話03(3265)5879。


今村の生涯を紹介する記念展=専修大生田キャンパス
今村の生涯を紹介する記念展=専修大生田キャンパス

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