小田原市で活動する混声合唱団「マルベリー・チェンバークワイア」が、11月中旬に開催された全国大会で金賞を受賞した。25日にメンバーらが市役所を訪れ、加藤憲一市長に受賞を報告した。
マルベリー・チェンバークワイアは小田原少年少女合唱隊を母体に、その卒業生ら20~50代の男女18人が日々、練習に励んでいる。
19、20の両日、鳥取市で開かれた「全日本合唱コンクール全国大会」の大学職場一般部門で、関東支部代表として室内合唱の部に出場。オーストラリアのアボリジニ伝説にちなんだ作品やフィリピンの数え歌など3曲を披露し、金賞と同部2位にあたる特別賞の鳥取市長賞に選ばれた。
合唱団副代表の中西泰弘さん(21)、合唱団を指揮する桑原妙子さん(77)、小田原少年少女合唱隊運営委員長の岡本美由紀さん(67)の3人が来庁。加藤市長から奨励金などが贈られた。中西さんは「素晴らしい賞をいただけて、うれしい気持ちでいっぱい」と喜びを語り、桑原さんは「それぞれ仕事や勉強などで大変だが、みんなで時間をつくって臨めたことが良かった」とほほ笑んだ。