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ズーラシアで絶滅危惧種サルの人工保育に国内初成功 繁殖技術確立へ

話題 | 神奈川新聞 | 2014年7月25日(金) 14:36

人工保育で育てられるアカアシドゥクラングールの赤ちゃん=(ズーラシア提供)
人工保育で育てられるアカアシドゥクラングールの赤ちゃん=(ズーラシア提供)

よこはま動物園ズーラシア(横浜市旭区)が、オナガザル科の絶滅危惧種「アカアシドゥクラングール」の人工保育に国内で初めて成功した。生後7カ月が経過し、ミルクだけでなく木の葉も食べ始めるなど順調に成長。一般公開の時期は、成長を見守りながら判断するとしている。

同園によると、赤ちゃん(雌)は昨年12月27日に誕生。母の「ツバオ」(8歳)が体調不良で母乳の出が悪く、ことし1月8日から人工保育に切り替えた。当初は人間用ミルクを与えていたが、便状が安定しなかったため桑の青汁を添加。大人になると木の葉が主食となるため、木の葉の分解に必要な微生物を補おうと父「コイ」(19歳)の胃の内容物を採取して与えるなど工夫している。

生後50日ほどで徐々に離乳食や木の葉も食べ始め、今では体長27センチ、体重885グラムまで成長。机の上を元気に走り回るなど“おてんば”で、飼育員の間でも人気という。

アカアシドゥクラングールはベトナムやラオス、カンボジアの熱帯雨林などに生息。灰色や白、赤茶などカラフルな毛が特徴的で「世界一美しいサル」とも呼ばれる。木の葉を主食とするリーフイーター(葉食いザル)の仲間だが、ベトナム戦争で使われた枯れ葉剤で生息地の大半を失い、激減したとされる。ペットや食料目的の密猟により、絶滅の危険性が高いという。

同園担当者は「国内で飼育しているのはズーラシアだけ。繁殖技術を確立させ、種の保存に役立てたい」と話している。

【神奈川新聞】


生後7カ月が経過し、元気に成長しているアカアシドゥクラングールの赤ちゃん(ズーラシア提供)
生後7カ月が経過し、元気に成長しているアカアシドゥクラングールの赤ちゃん(ズーラシア提供)

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