25日に全国で一斉に始まった「犯罪被害者週間」の啓発キャンペーンが、横浜駅東口の新都市プラザ(横浜市西区)で行われた。NPO法人神奈川被害者支援センターのボランティアらがチラシなどを配り、事件事故の被害者やその家族への理解と支援を呼び掛けた。同センターと県、県警の主催。
キャンペーンには、ボランティアに加え、県と県警の担当者ら計約80人が参加。県内の被害者支援について紹介するリーフレットやチラシ、「春先に咲いたころ、思い出してもらえれば」との思いを込め、チューリップの球根6千個も配布した。
同センターの長島豪所長は「被害者が元の生活に戻るためにも支援が必要。周りの人は『かわいそうだから』と躊躇(ちゅうちょ)せず、普段通りに声を掛けてほしい」と呼び掛けた。
同週間は12月1日まで。今月27日に平塚、28日に相模原、29日に川崎でも啓発キャンペーンを実施する。