
日米の現代アート分野で活躍する新進気鋭の女性アーティストによる二人展が、鎌倉市坂ノ下のかさぎ画廊鎌倉ギャラリーで開かれている。30日まで。
多摩美術大出身で、各種コンクールで注目を集める小林真理江さん(33)は、鮮やかな色彩をパッチワーク風に組み合わせた風景や静物画が真骨頂。日本人の母とイラン人の父の間に生まれ、米国で活躍するミッシェル・サカイさん(33)は、金箔(きんぱく)や銀箔(ぎんぱく)の上にスイレンやコイを一筆で描いた日本画のような作品が特徴だ。会場では2人の作品計約50点を展示している。
同画廊代表の笠木英文さんが、4月のニューヨーク展でサカイさんを知り、2人の色に対する感覚に共通点を見いだして引き合わせた。2人は今後も共同企画などを練っていくという。