1. ホーム
  2. ニュース
  3. 話題
  4. 客引き、ビラ配り…新規参入、目立つマナー違反

中華街摩登(2)
客引き、ビラ配り…新規参入、目立つマナー違反

話題 | 神奈川新聞 | 2014年5月9日(金) 11:40

中華街大通りの善隣門近くでビラ配りや客引きをしているアルバイト男性(左端)に注意する発展会関係者と加賀町署員=横浜市中区山下町
中華街大通りの善隣門近くでビラ配りや客引きをしているアルバイト男性(左端)に注意する発展会関係者と加賀町署員=横浜市中区山下町

 「食べ放題どうですか?」。4月下旬の平日午後1時。ランチ客でにぎわう横浜中華街・善隣門下では、食べ放題店の男性アルバイト数人が観光客にビラを配り、客引きに忙しい。

 そこへ、加賀町署員と、そろいの黄色いジャンパーを着た横浜中華街発展会協同組合の理事ら計約20人が現れた。

 「ここは公道だから無許可でビラ配りしては駄目」

 そう注意するとアルバイトらは「知らない。分からない」と足早に立ち去ろうとする。署員らは呼び止め、「公道でのビラ配りやクリ販売、客引き、露店の禁止」を中国語で呼び掛けるチラシを手渡して、「店のオーナーに伝えて」と畳み掛けた。

 中華街内の歩道には、大きな料理写真でメニューを紹介する看板や、人気商品名を掲げた旗などもびっしりと並んでいる。

 しかし、これらは道交法違反(道路の不正使用)に当たる。署員と発展会は各店舗を回り、「看板は店の敷地まで下げて」と指示して歩いた。

 発展会がここまでパトロールに力を入れるのは、近年の新規参入店舗の増加とともに、販売マナーの違反が目立つようになったためだ。

 善隣門下での客引きやビラ配りは、多いときは10人近くで行われていることもあり、観光客から「しつこい」「怖い」などの苦情が寄せられている。歩道にせり出した看板や商品陳列は、歩行者天国ではない関帝廟通りなどでも常態化。車道にまで堂々と看板を置く店もあり、これ以上看過できないと判断した。

 横浜中華街は戦後、偏見や蔑視から差別的なまなざしを向けられたり、映画で犯罪の舞台にされたりし、「怖い街」というイメージを植え付けられた時代があった。

 発展会は、イメージ改善のために街の美化活動などに取り組み、中華街を国際的観光地に育て上げてきた。李宏道理事長は「先輩たちが長い年月をかけて『安全・安心・快適な街』をつくってくれた。何としても守らねばならない」と強い思いを語る。パトロールは今後も定期的に実施する予定だ。

横浜中華街に関するその他のニュース

話題に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング