新型コロナウイルスの影響で、学校に集まって「音合わせ」ができなかった吹奏楽やマーチングバンドの子どもたちが新たな活動に励んでいる。横浜市立下野庭小学校(同市港南区)のマーチングバンドは、姉妹都市・米国サンディエゴの生徒たちとオンラインで交流。軽快なリズムに合わせて画面の向こうの子どもたちがダンスを踊り、海を越えて音楽の楽しさを共有した。
下野庭小の体育館に18日、子どもたちが元気いっぱい演奏するヒット曲「パプリカ」のリズムが響いた。コルネットやトロンボーンなどの楽器を奏でたのは、同小のマーチングバンドクラブに所属する2~6年生34人。テレビの画面には、曲の振り付けで踊るサンディエゴ「アドビ・ブラフス・エレメンタリー・スクール」で日本語を学ぶ子どもたち約20人が映し出されていた。