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地元民話で紙芝居創作 港北図書館に特別賞

話題 | 神奈川新聞 | 2016年11月14日(月) 15:19

地方創生レファレンス大賞で審査員会特別賞を受賞した港北区民ら =横浜市西区
地方創生レファレンス大賞で審査員会特別賞を受賞した港北区民ら =横浜市西区

 全国の図書館が取り組むレファレンス(資料相談)を通じて、地域の活性化や課題解決に結び付く事例を表彰する「地方創生レファレンス大賞」で、港北図書館が地元に伝わる民話を紙芝居にする「港北の昔ばなし紙芝居の創作・上演・ライブラリー活動支援」が審査員会特別賞を受賞した。

 昔ばなし紙芝居は、同図書館と港北区、地元の歴史に通じた大倉精神文化研究所(同区大倉山2丁目)が協力して2014年9月、区民対象の生涯学級事業としてスタートした。区民が地元に伝わる昔話や伝説を基に紙芝居を創作。同図書館や区内の保育園などで披露し、歴史あるまちとしての魅力を発信してきた。

 これまでに40~70代の区民約25人の手で40作品が完成。うち21作品は一般への貸し出しも行っている。昨秋と今春には、創作や上演を手掛ける区民の2グループが結成された。

 同図書館の木下豊館長は「港北に伝わる民話や昔話はまだまだある。担い手を広げ、次世代に継承していければ」と話している。

 表彰式は9日、横浜市西区のパシフィコ横浜で行われ、鳥取県立図書館が公益財団法人図書館振興財団賞、岡山県立図書館が文部科学大臣賞に選ばれた。

 
 

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