館の歩み30年たどる
11月に総合的な歴史博物館にリニューアルされる桜土手古墳展示館(秦野市堀山下)で、企画展「桜土手古墳公園と展示館の歩み」が開かれている。現在の館では最後の企画展で、過去の発掘調査や開館当時の写真など78点の資料を並べ、館の足跡を振り返った。31日まで。
同館は市立桜土手古墳公園内に整備され、公園と同時に1990年11月にオープンした。公園内には古墳7基が保存・復元され、出土したつぼなどの遺物を同館で展示してきた。
今回の企画展では、70年代の撮影とみられる古墳群の発掘調査の様子や、調査員が記した資料を展示。初期の公園整備のイメージ図や過去の企画展のポスター、同館の竣工(しゅんこう)式の写真など懐かしい資料もそろえた。
館へのメッセージや新たな博物館への期待を付箋に書き、ホワイトボードに貼るコーナーもある。
同館の担当者は「展示館の歩みを見つめ、皆さんの思い出を振り返ってほしい。新しい博物館にも期待していただければ」と話していた。同館はリニューアル工事のため、8月1日から10月31日まで休館する。
午前9時~午後5時(入館は同4時半まで)。無料。問い合わせは、市生涯学習課電話0463(87)5542。