1. ホーム
  2. ニュース
  3. 話題
  4. シベリア鉄道でハバロフスクまで(上) 郷に入れば…

鉄道コラム 前照灯(162) 
シベリア鉄道でハバロフスクまで(上) 郷に入れば…

話題 | 神奈川新聞 | 2013年8月30日(金) 12:00

ウラジオストク駅と寝台列車オケアン号
ウラジオストク駅と寝台列車オケアン号

 学生時代、旅立つ友人を横浜港に見送った。投げたテープが船に届かなかったものだ。南回りの航空便もあったが、当時の若者の洋行といえばシベリア鉄道経由が流行であった。五木寛之の小説「青年は荒野をめざす」が彼らを鼓舞した。


 横浜からの定期客船はナホトカに着く。そこからシベリア鉄道の支線でハバロフスクに出て、ウラジオストク発のモスクワ行きに乗り換えた。こうした迂回を余儀なくされたのも、軍港ウラジオストクが外国人を寄せ付けない閉鎖都市だったからである。

 1991年のソ連崩壊で縛りが解かれたあとも、この極東ロシアの拠点は観光面では注目されなかった。それが昨年9月のAPEC開催を機ににぎわい始めている。成田からの航空便も開かれ、シベリア鉄道に乗るツアーがいま人気である。


 前置きが長くなったが、ハバロフスクまで一晩かけて寝台列車で行く3日間ツアーに参加した。毎回応募が多く、旅行会社も添乗員2人を投入して2班に分けるほどだ。ところが、いかんせん観光開発途上の街。ホテル事情など受け入れ態勢はまだ悪い。

 投宿のホテルは中国人でごったがえし、浴室の照明がつかなかったり、トイレの水が流れにくかったり散々。筆者の部屋は鍵(錠前)が壊れていた。添乗員さんにいうと「私のところもそうなの」。郷に入れば郷に従え。鉄道に乗る前から観念した。(F)

前照灯に関するその他のニュース

話題に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング