
コロナ禍の外食控えで客足が減った横浜・本牧間門地区の飲食店のうちテークアウトメニューをそろえる店が、新たな取り組み「デジタルスタンプラリー」をスタートさせた。海老名市でソフトウエア開発を手掛ける企業が開発したアプリ「スマ歩(ほ)スタンプラリー」を活用。住民からは「知らなかった地元の店を開拓できた」と好評で、地域活性化にも一役買っている。
「アプリを見て来店してくれる人も増えてきた。営業時間の短縮期間中に力を入れていたテークアウトメニューを知ってほしい」
ハンバーガー店「ブギーカフェ」の店長・シホさんは手応えを語る。
間門エリアの飲食店がデジタルスタンプラリーを導入したのは6月。同店のほか、本牧漁港で取れた魚が味わえる「とき鮨」、チーズナンが売りのインド料理店「ダルパン」、季節の食材を使った総菜店「本牧まかど豆松」など計7店が、それぞれ一押しの持ち帰りメニューをPRしている。
アプリを開発したのは、「ハーツテクノロジー」。スタンプラリーの活用で地域活性化をサポートしようと、昨年5月に完成させた。スタンプ台の設置やシートの作成といった手間が省けるのが特徴で、ベーシックプランを今年9月まで無償提供している。