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日産にも声援「追浜頑張れ」
横須賀で車いすマラソン、45選手が疾走

話題 | 神奈川新聞 | 2018年12月3日(月) 02:00

東京パラリンピックを見据えスタートを切る「全国車椅子マラソン日産カップ追浜チャンピオンシップ」の参加選手たち=京急線追浜駅前
東京パラリンピックを見据えスタートを切る「全国車椅子マラソン日産カップ追浜チャンピオンシップ」の参加選手たち=京急線追浜駅前

 「全国車椅子マラソン日産カップ追浜チャンピオンシップ」が2日、京急線追浜駅前を発着点に行われた。2020年の東京パラリンピックを見据え計43人が順位を競い、沿道から大きな声援が送られた。日産自動車追浜工場(横須賀市夏島町)と関東パラ陸上競技協会、追浜地区の連合町内会や商店会などの連携行事で19回目。

 ハーフマラソン(21・0975キロ)とチャレンジレース(7・0325キロ)の2種目。工場内の自動車用テストコースが組み込まれるなど、高い操車技術が求められる大会だ。

 ハーフマラソン女子では中山和美選手(横浜市)が53分39秒で6連覇を達成。同男子は鈴木朋樹(千葉県)=46分33秒、チャレンジは男子を北浦義将(同)=21分32秒、女子を渡辺陽子(同)=25分20秒=の各選手が制した。

 選手たちは商店街などを疾走し、随所でデッドヒートを展開。沿道整理には同工場の従業員を中心とした約600人がボランティアで立った。日差しも乏しく風も冷たいコンディションの下、応援や見学に詰め掛けた市民からは、カルロス・ゴーン前会長らが逮捕された事件に揺れる日産や同工場に向けても「追浜もがんばれ」との温かい声援が飛んだ。

 中山選手は「地元で行われるこの大会を励みに20年を目指してきた。今年も開催してくれて本当にうれしい」、大会会長の大村雅己・追浜観光協会会長は「追浜は常に日産とともにある。だからしっかり応援してしっかりしてもらう」などと話した。

 「チャンピオンシップ」は先月30日に地元の小学生を対象とした車いす体験交流会で今月1日には工場内テストコースで5キロなど3種目を実施。障害者スポーツや福祉への関心を高めていく地域交流イベントとなっている。高橋徹工場長はこの日のスタート時のあいさつで「追浜のみなさんのご理解と協力のおかげで続けてこられた」などとお礼を述べた。

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