
清川村の宮ケ瀬湖畔ではイルミネーションなどが連日行われ、クリスマスのムードが日ごとに高まっている。1、2の両日にはクリスマスにちなんだ手作り教室が開催され、家族連れら計約180人が参加した。夜だけでなく日中も楽しみ、地域を訪れた記念を持ち帰ってもらおうと、同湖水の郷交流館が初めて企画。参加者はミニツリーや、ハーバリウム(植物標本)作りに挑戦した。
教室ではツリー、ハーバリウム、リースの三つの中から好きな物を選び、講師のアドバイスを受けて作業した。
会場にはアジサイやベリーなど色とりどりのプリザーブドフラワー、ベルやリボンといった小物類、近隣地域で調達したというヒノキやモミなどの枝葉がふんだんに用意され、子どもたちは目を輝かせながら、気に入った素材を手に取っていた。

子どもたちが自由に工作を楽しむ傍らで、本格的なツリーやリース作りに打ち込む父母の姿も目立った。
ガラス瓶の中にピンセットで植物を詰めていき、最終的に特殊なオイルを流し込んで仕上げるハーバリウムも人気を集めた。
母親やいとこと訪れ、ハーバリウム作りに挑戦した小学2年生の女児(8)=厚木市=は「瓶の中がキラキラしてきれい。家の玄関に飾りたい」とうれしそうだった。