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「見た人の支えに」 三崎小学校、窓に感謝のメッセージ

話題 | 神奈川新聞 | 2020年7月3日(金) 05:00

市立三崎小学校に掲示されているメッセージ
市立三崎小学校に掲示されているメッセージ

 「医療従事者ありがとう」「学校再開ありがとう」などのメッセージが、三浦市三崎の市立三崎小学校の窓に張り出されている。子どもたちは「見た人の支えになれば」と話し、新型コロナウイルス収束まで続ける予定だ。

 6年生23人が手掛け、新型コロナ感染症による肺炎で3月に急逝したタレント志村けんさんが「最初はグー」を発案したことにちなみ、「#最初はグー 手洗いうがい」などの文言もある。

 6年生は昨年、コンゴ民主共和国で暮らす難民らに衣料支援を行う民間のプロジェクトに参加。市内で衣料の寄付を呼び掛けると約3千点が集まり、地元に感謝を伝える取り組みを予定していたが、休校のため持ち越されていた。


体育館の窓にメッセージを張り出す児童ら(市立三崎小学校提供)
体育館の窓にメッセージを張り出す児童ら(市立三崎小学校提供)

 6月から学校が再開し、衣料寄付への感謝のメッセージを書く際、「少しでも力になりたい」と医療従事者への思いなども併せて表現することになった。模造紙などに記し、市道に面する体育館の窓に6月下旬から掲示している。

 再開されたとはいえ、感染予防を図りながらの学校生活には「給食が静かで寂しい」「クラブ活動がしたいのにできない」「最後の年なのに、運動会や修学旅行も中止になるかもしれず、悲しい」などと戸惑いも広がる。それでも、子どもたちは「これを乗り越えれば、きっと何かの教訓になる。メッセージを見て大人にも元気になってもらいたい」と前を向いている。

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