地元出身画家 オノルイーゼさん
日本三大七夕祭りの一つで、新型コロナウイルスの感染拡大で中止となった「湘南ひらつか七夕まつり」をテーマにした壁画が完成し、29日にお披露目された。平塚市出身の画家オノルイーゼさん(30)が原画を手掛けた。地元では祭りが中止になっても七夕を盛り上げようとインターネット上などで“エア七夕”の取り組みも広がる中、オノさんも「七夕のことを1年忘れず、来年の第70回の祭りを楽しみに待ってほしい」と呼び掛ける。
壁画は当初、七夕まつりの70周年の節目を記念し、市が企画。JR平塚駅下りホームに続くエスカレーターの壁面にお目見え。オノさんが描いた原画を元にプリントしたフィルムを高さ3・5メートル、長さ16メートルの壁面にラッピングした。
色鮮やかな花や植物のイラストを得意とし、これまでも市内の観光地などで壁画を手掛けてきたオノさん。今回は「エスカレーターが天の川に包まれているイメージ」をし、アルストロメリアやガーベラの花々と夜空に浮かぶ七夕飾りの吹き流しをデザインした。