横浜市青葉区役所の1階区民ホールで毎月開かれる昼のミニコンサート「あおば音楽ひろば」が21日、通算250回を迎えた。プロの演奏を無料で楽しめる機会で、多くの来場者がピアノと声楽を堪能した。
「音楽ひろば」は青葉区が誕生した1994年から、5月を除く毎月第3水曜日に開催。区民有志の実行委員会が区と連携して運営し、区内在住のプロ演奏家を公募・審査して出演者を決めている。
この日は、ピアニスト吉田純さんがラフマニノフの「楽興の時」、ソプラノの声楽家の宮地里実さんが吉田さんの伴奏でグリーグの「君を愛す」など2人で9曲を披露。躍動的なピアノと伸びやかな歌声が来場者を魅了した。
実行委員長で調律師の伊藤正敏さん(64)は「音楽を愛する区民がいたからこその250回。これからも質の高い音楽をお届けしたい」と話していた。